ご挨拶

沿革

本同窓会は、1972年(昭和47年)7月、大阪府立大学工学部金属工学科の同窓会として発足しました。

現在(2018年1月時点)は工学研究科・工学域 マテリアル工学の同窓会として、会員相互の親睦をはかり、工業技術の発展に寄与することを目的として、活動しております。

主な活動として、会誌・会員名簿の発行、各種講演会の開催、同窓会の開催及び支援、卒業・修了祝賀行事への補助、卒業・修了者への表彰などを行っております。 会員相互の親睦と啓発を図り、会員と母校との連携を促進するための組織であることを念頭に日々の事業を行っております。

 

↓↓大阪府立大学大学院 工学研究科 マテリアル工学のホームページより↓↓

マテリアル工学課程・マテリアル工学分野の沿革

 

会長挨拶

第23期 会長就任に当たって

大阪府立大学

金属・材料・マテリアル工学同窓会

会長 石尾 雅昭

(昭和56年卒 金属29期)

 

 

皆様にはご健勝にてご活躍のこととお喜び申し上げます。

令和3年10月31日の金属・材料・マテリアル工学同窓会総会にて第23期の会長に選出されました石尾雅昭と申します。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

私は昭和56年3月に金属工学科を卒業し、58年3月に大学院修士課程を修了いたしました。研究室は第7講座で山本先生、稲数先生、小見先生、川本先生、井上先生の温かいご指導を受けました。卒業後は住友特殊金属(後に日立金属に吸収合併)に入社し、一貫して金属電子材料の製造、新製品開発業務に取り組んで参りました。また、平成12年9月には大阪府立大学にて博士(工学)を授与頂きましたが、その際にも井上先生の親身なご指導のもと研究を進め、高杉先生、森井先生、東先生にもご指導を賜りました。平成28年から数年間は(株)日立金属ネオマテリアルの役員として新しい金属材料の事業化を推進して参りました。このように金属材料に係る仕事を非常に充実して40年近く勤め上げられましたのも、大学でマテリアルの基礎を授かり、その後もご指導を賜ったお陰であると深く感謝しております。また在学中は混声合唱団EWA CHORに所属し、非常に充実した学生生活を過ごしました。そして生涯楽しめる音楽の趣味を持つことができました。この度会長を仰せ付かりましたが、同窓会の役員を始め皆様のご指導ご支援を得て、大変微力ながら同窓会発展に尽くし、大学への恩返しをして参りたいと存じます。

さて、皆様ご承知の通り、本年4月大阪府立大学は大阪公立大学として新たなスタートを切ります。現在、世界の課題としては、地政学的緊張、感染症、資源・エネルギー、環境、SDGs、DX、日本では競争力の低下や少子高齢化などがあげられますが、解決のエンジンは何と言ってもイノベーションと多様な智慧の結集であると思います。新大学は、国公立大学として日本最大級の学生数を有し、非常に多様な研究分野が充実し、異文化交流が益々進むことからも、イノベーションの発信基地・智の拠点としての期待が大きく、高度研究型大学の使命も更に高まっています。なお、マテリアル工学科は新大学においてもその使命を担うべく、設置されました。本同窓会といたしましてもマテリアル工学分野がより良い学問・研究の場となりますよう、支援をして参ります。

本会ではこれまで、同窓会報(mtl news)発行、マテリアル工学分野講演会(2年生を対象に研究内容を分かり易く紹介、ご活躍中の先輩による講演)、卒業・修了祝賀会の開催、卒業論文・修士論文の優秀者表彰と副賞贈呈などを行ってまいりました。さらに、製鉄所見学会補助や就職活動に向けた卒業生懇談会(先輩との座談会)開催など、入学から大学院修了まで在学生を幅広く支援する体制を整えてまいりました。今後とも同窓会が会員の皆様のお役に立ち、より身近に感じて頂けますよう、活動内容の充実を図っていきたいと考えております。

最後になりましたが、皆様のより一層のご健勝とご活躍をお祈り申し上げます。また本同窓会の更なる発展に向けて今後とも皆様のご支援とご協力をお願い申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。 (2022年3月11日)